◆状態◆
目立つような傷や欠けカンニュウは無く、良い状態です。
ドイツのマイセンの古い時代のカップ&ソーサーです。
同じようなデザインの1750年に制作されたプレートがドイツのアッシャフェンブルク市立美術館に所蔵されているので本品もおそらく1750年代と推測されます。
この時代の特徴的な赤紫に近い「赤」の単色を使用してカップとソーサーにそれぞれ異なるワトー紋を描いています。
ワトー紋でありながら、よく見ると子供の男女二人が描かれているのが興味深いです。
カップの図柄は、シャボン玉で戯れる男女の子供のカップルが緻密な筆さばきで描いてあります。ソーサーは、農夫と貴婦人が描かれています。
単色だけではなく、華やかな印象を演出するためでしょうか?両サイトには、カラフルな色味で花のアーチを描いていて、この花のアーチによってそれぞれの構図に奥行と立体感が出されています。
この時代にこれだけのデザインを考えられるその力量がやはりマイセンで品格を感じます。更には、カップのハンドル部分は、花と茎をイメージしたハンドルが付けられており小さな花と葉はアップリケの技法で仕上げてあります。
アンティークマイセンらしい魅力溢れたカップです。なかなか買付けできないお品なので、当店おすすめのアンティークカップです。